2011-資本家と経営者
Q :
Ans :
資本家、経営者は、
どう資本を増やすか、どう利益を出すか、どう市場をシェアするか、どう競争力を高めるか、を考えます。
現代の市場は、 お客様の感情をポジティブに操作して、購買に向かわせ、それを継続的な購買につなげるという視点が重要になります。
この際、顧客と対する従業員の品質や、製品全体のデザインのユーザ指向(顧客の満足を引き出す指向)が必要になります。
企業の売上から、従業員に分配する給料を、労働分配といいます。 従業員は、市場の平均的な給料(平均収入)よりも、高い給料をもらうと、 自分がその会社に評価されていると感じ、その会社に対する忠誠的感情が高まります。それが、従業員の満足に繋がり、従業員の品質や、しいては顧客の満足に繋がるのです。
顧客満足が大きい会社は、市場でシェアを伸ばすことができますが、 それが、会社の利益につながらないと意味がありません。
売上ー従業員の給料、等のコスト=利益
ですので、利益を出すためには、従業員の給料は上げすぎては難しいのです。
従業員は、労働を提供するモノ(機械)で、給料は、継続的にその機械が動くために、最低限のものを保証すればいいという視点もあります。最低賃金でこき使えば、利益を多く上げることが可能です。ブラックですね。
政府は、労働者を守るため、最低賃金を決めています。経営者は、それをまもらないといけないですね。
労働者は、より高い給料にインセンティブが働きますので、流動的な労働市場では、見合わない賃金であれば、転職します。経営者は、必要な人数の必要な品質の従業員を確保するのに、その辺を考慮する必要があります。