2101-ピケティの言葉

Q :

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Ans :

グローバル資本主義では、 グローバルで、需要と供給がバランスすることで、市場の効率化を はかります。

財をグローバルで需要と供給を行うようになりました。自由貿易っていいます。 1990年くらいに、 マネーをグローバルで需要供給するようになりました。グローバルで、 強欲なマネーが徘徊し、アジア危機やリーマンショックが起きました。

2000年くらいから ITサービスがグローバルで需要・供給されるようになりました。 GoogleAmazonFacebookAppleMicrosoftが、世界市場を寡占化しています。

財のグローバルでの需要供給の最適化により、強い製造会社がグローバル化しています。製造技術が、標準化、自動化されてため、製造設備と部品材料とエネルギーが調達できれば、世界のどこでも、工場を誘致して、製造することができる時代です。

このような場合、企業は、安い労働力を確保することで、生産コストを下げることができます。

で、以下。

移民とは、安い労働力として、流入してくる他の地域に住んでいた方です。

アメリカは、原住民を征服して、移民として、アングロサクソン人が入植し、その後、アフリカから黒人を奴隷として移民させて、南北戦争を経て、独立し、現代にいたります。アメリカは移民の国です。

で、今でも、移民が流入します。メキシコとアメリカの国境に、塀をつくって、移民が流入するのを防ごうと、トランプ政権は公約をうちました。メキシコからの移民は、アメリカの白人の仕事を奪うので、トランプ政権は敵視しました。

EUは、過去の二度の大戦を経て、EUを作りました。EUに参加している国々の間は、自由に人が移動できるようにしています。で、イランやシリアの難民が、トルコやギリシャを経由して、移民として、EUに流れ込み、問題になっています。

イギリスは、移民が、英国民のジョブを奪っているため、Brexitしました。

多国籍企業とは、グローバルでものを販売、生産する企業です。

コカ・コーラマクドナルド等が身近なグローバル企業です。 日本の自動車産業は、アメリカやEU圏や中国やインドに進出しているグローバル企業です。

グローバル企業は、グローバルで利益を最適化しようとして、 さまざまな利益操作をしています。

世界には、租税回避地といわれる場所があり、企業が売上しても、ほとんど国に税金を払わないことが、取引操作により可能です。

例えば、Amazon?は、アジア地域の統括を、税金の安いシンガポールが行うという仕組みにしています。アジアの売上は、シンガポールにつきますので、シンガポールに税金を払っています。が、その売上は、日本のAmazonが売上げたものも含んでいます。Amazonは、日本人が日本で買った際のAmazon側の利益に対する税金を、日本国には払っていません。 シンガポール本社から、日本支社に、人件費に相当する手数料を払っているだけです。

Rakutenが、商品の郵送料を、ゼロにしようとしましたが、できませんでした。が、Amazonは、税金を払っていない分、郵送料をゼロにすることができます。

グローバル企業(多国籍企業)は、国家の枠を超えているため、国家に対する公助の仕組みからはみ出し、問題になっています。


で、 財は、グローバルで最適化されても、なんとか対応してきましたが、 金融、ITサービス等と労働者は、グローバルで最適化できずに、問題が発生しているのが、2020年現在ということです。

多国籍企業や金持ちにきちんと課税出来ていないが、移民を敵視する。なぜなら多国籍企業を叩くより楽だから」

=>グローバルでおカネを動かしているグローバル企業やグローバル金融(金持ち)は、租税回避地に、本拠地を置くことで、課税を逃れています。グローバルに製造業が最適化する中で、安い労働力の移民が、国家の今までいた国民の仕事を奪っているのは、確かです。が、移民を敵視するのではなく、グローバル企業への課税をするべきです。・・・という感じ