2101-公共投資

Q :

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

Ans :

おカネは天下の回りモノ

誰かがお金を払えば(支出)、そのお金を誰かがもらう(収入) 誰かがお金を借りれば(借入)、そのお金を誰かが貸す(貸出)

支出が多くなれば、収入も多くなります。なので、みんなでお金を使えば、みんなの収入も多くなります。

風俗嬢は収入が多いですが、それをホストクラブで散財して、ホストクラブの収入も多くなります。

おカネが回る量が多くなることを、経済的には、景気が良くなると言います。お金をやり取りする取引が多くなるからです。

おカネは、基本、民間銀行が、企業にお金を貸し出すことで、発生します。企業が、民間銀行にお金を借りに行くと、銀行は、企業が貸したおカネを返せるかを査定して、おカネを貸します。これにより、おカネが生まれます。信用創造(Money Creation)といいます。

政府が例えば、首里城を再建すると、 依頼された企業は、首里城を再建するために、材料を仕入れ、必要な大型機械を購入したりして、民間銀行から借金をして投資します。企業は一人では首里城を再建できないので、様々な企業に仕事を依頼します。これにより、首里城が再建されると、政府は再建内容を検収して、企業におカネを支払います。

政府の財政出動は、受注した企業以外にもさまざま効果が波及します。誰かの支出は、だれかの収入になります。このような波及効果を、乗数効果といいます。

が、1990年以前は、その波及効果が大きかったが、金融グローバル化以降は、政府の出動した金額が、途中で、海外への投資に逃げてしまうので、乗数効果はあまりなくなっています。

で、近年は、政府が恣意的に、土木業などに財政を出動するのではなく、 おカネを流したいところに、GoToみたく補助したり、一律で定額給付するなどで、経済に刺激を与える政策が打たれています。