2101-貿易の摩擦
Q :
Ans :
自由貿易で、互いに、得意な産物を、交換しあうと、 メリットがあると言われていました。(リカードの比較優位)
で、日本が、アメリカに、自動車を作って輸出しました。 が、アメリカには、得意な産物として、自動車産業がありました。
アメリカの自動車産業が、日本の自動車との市場競争に負けて、 アメリカの自動車産業の売上が下がりました。
アメリカの自動車産業の労働者は、仕事にあぶれ、失業し、 日本車打ちこわし等が起きました。
グローバルに財を交換するのは、 その財を生産する労働者を、裏では交換しているのです。
自由貿易は、グローバルに財を交換することは言及しても その結果、グローバルに労働者が交換できないことを言及して いなかった。
で、貿易摩擦と呼ばれました。
で、日本の企業は、アメリカの現地に工場を作り、アメリカの 労働者を雇用することで、貿易摩擦を解消するようになりました。
ちなみに、産業の空洞化は、 グローバルで、財の生産を最適化していくと、 グローバルで、コスト競争に勝てるような生産体制が必要に なります。
製造技術の発展により、自動化された製造機械と、部品・材料と 安定したエネルギーを確保できれば、世界のどこでも生産が可能 になっています。この場合、生産体制をグローバルで最適化する と、人件費の安い国、つまりは、発展途上な国の労働者を使う と、コスト競争力があがります。
産業の空洞化は、コスト競争力をもとめて、人件費の安い国に 最終品の製造組立工場が、移転したことによります。
2009年以降の円高等で、国内の人件費では競争力が保てなく なり、空洞化が進んだと言われています。