2009-QA::自由貿易と自国経済

Q :

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

Ans :

自由貿易の考え方は、昔、できました。 その頃は、その国、その土地でしかできないものがあり、自国と他国で、モノを交換することで、互いにメリットが出る。

日本なら、石油とかは、取れないですから、外国から輸入しないと、その財は入手できません。

ただ、グローバルになり、生産機械等があれば、どこでも同じものが作れる時代になりつつあります。

モノを作ることが、グローバルで最適化されると、人件費が安い国が、競争力を持つことになります。

モノは、自由に移動し、交換できます。 が、ヒトは、どうしても土地に縛られ、自由に移動し、交換することが、うまくいきません。

ヒトも自由に移動し、交換できれば、自由貿易はうまくいきます。

ヒトがどうしても土地に縛られて、移動しないため、自由貿易は、課題があるのです。

例えば、PCですが、アメリカが最初先行していましたが、その後、日本でも作られるようになりました。今は、台湾・香港が強いです。

日本で、PCを作っていた人たちは、仕事が減りました。が、日本にいるために仕事がないのであって、台湾・香港にいけば、仕事があるかもしれません。

自由に、輸出し、輸入をすると、生産効率からグローバルに最適化が起こり、雇用が減ることも多いのです。