2204-勤勉と奉仕

Q :

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Ans :

欧米に比べて、 日本は、儲けたおカネを、社会に還元する文化がないので、 金持ちはケチ、倹約か、豪遊とか、傲慢とかのイメージが強いのかも。

欧米は、 キリスト教文化であり、社会奉仕の考えがある。悪いことをしても、神に許しを請えば、許される感じで、おカネを稼いだら、神のもとに、捧げるみたいな考えが裏にある。

日本は、 もともと、働くことで、「傍」を「楽」にする。働くことが、暗に、社会貢献であり、還元であるという文化が根付いており、おカネを払えば、社会貢献ではない。日本は、自然により我々が生かされてるという文化が裏にあり、お天道様が、見ているので、悪いことはできずに、一生懸命、働くという感じ。

経済学的には、 ヒトは、経済学的な判断をするものとしており、損か、得かで、行動を選択する。損得で判断しない、判断は、経済学的ではない。 ただ、行動経済学というのが出てきて、損得ではなく、Gain/Painという判断も、取り入れつつある。が、経済モデル的には、数量モデル化しやすい、損得で判断する経済人が採用されている。

結論としては、 ヒトは、Gain/Painで判断するものであり、職人気質で、万人受けしなくても、そのヒトの人生である。経済全体は、ヒトの判断を、統計と分散で、数量分析するだけ。 損得勘定か、Gain/Pain感情かは、どちらがよいかといえば、Gain/Painが採用されていく時代、つまり、多様化の時代であると言える。