2011-中小企業の生産性

Q :

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Ans :

企業の規模は、生産資本の蓄積と関係します。事業規模が大きければ、生産資本も大きくでき、生産設備に投資する金額も大きくできます。

設備資本に投資することで、機械化や自動化による生産性を上げることが可能です。

例えば、漁師さんでいうと 最新設備の魚群探知機や、網の巻き上げモータを2倍速くすれば、それだけ漁獲量が増える可能性が高くなります。 漁船を大型にして、遠洋まで長く航海すれば、それだけ漁獲量が増える可能性があります。が、遠洋にいくには、冷凍設備など、様々な投資が必要になりますし、乗組員もそれなりに増やさないといけません。

が、そのような投資がペイするのであれば、船を大きくし、乗り組みも増やして、遠洋まで出かけて、漁獲や売上を増やしていけます。

このように、投資を行うことで、家族でやっている漁船よりも、生産性を上げることができるのです。

上記は、漁船を例にしましたが、農業でも、製造業でも同じで、高額な設備や、大規模な生産、販売の仕組みを持つことで、生産性を上げることが可能です。

10人~50人以下の中小企業は、大規模な投資を行うことができず、非効率なのです。本来は、統合して、大規模化すれば、生産量を上げることが可能となるのです。