2012-MMTは何を説明しているか

Q :

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

Ans :

MMTに基づく政策に効果があるかは、実証されておらず、不明です。 新自由主義は、資本家が得するので、ロビー活動が行われ、政策に反映されました。が、MMTは、資本家は得しないので、ロビー活動は行われず、政策には反映されません。

すべては、ロビー活動で決まります。新自由主義の頃は、実証もされていないトンデモな政策が、あたかも、それに反対すると、経済が分かっていないとか言われました。国民は稼いで税金を払うのが義務だとか、資本家にインセンティブを与えると、投資が活性化して、経済成長を及ぼし、経済が成長するとか、市場は政府が介入すると歪むとか、言われましたね。

が、結果は、全体としてみると、資本家1%に、全世界の富の50%が集中することになりました。

MMTは、普通に経済を観察しているならば 信用貨幣、租税貨幣、貨幣の内生的供給、政府と民間の負債のバランス・・・という部分は、事実を正しく表現しており、論理的に間違っていないと認識されます。(かえって、客観的に見ることができない、思い込みの激しい方が、理解できないのでは感じます)

ただ、その先にある政策は、検証できていないので、 いろいろな見解がでて当たり前です。そのような中で、政策を決めていけばいいのです。

最近は、アメリカの主流の経済学者は、景気を刺激するために、財政出動するべきと、言っています。

金融政策は、景気を刺激することができないことは、アベノミクス8年間で立証されており、財政政策しかないのです。

経済学のどの考えでも、肯定している財政政策を反対するヒトは、どうして反対するのか、経済的視点で、きちんと論陣を張ってほしいね。