2010-高度成長期の金利

Q :

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Ans :

大規模な戦争により、生産設備が破壊され、戦後に、生産設備の再整備が大々的に行われました。あわせて、戦後復興時に、人口の大幅な増加が起きました。(人口ボーナス)

戦後から1970年代は、特殊な時期です。ピケティ氏も、r<gになった世界史史上、珍しい時期と指摘しています。

金利は、生産性向上、つまりは、経済成長とほぼ連動しています。お金を借りても、生産性が向上しているから、その利子を返済できるのです。

r<gの場合、借りたお金の利子よりも、経済成長していますので、借りた金を返しやすいし、インフレでどんどん貨幣の価値があがりましたので、それにあわせて、金利も設定されました。金利がインフレ率と同等につかないと、銀行にお金を預ける意味がないため。

金利は、経済成長率やインフレ率より想定でき、つまりは、国債金利に反映されます。

金利がなぜ下がっていったのかは、結果的には、生産性向上(経済成長)がゆるやかになったからと表現することになりそうです。