2012-政府の役割

Q :

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Ans :

政府の最大の役割は、雇用環境を政策により安定し、 完全雇用を目指すことです。

経済成長は、過去30年の政策を鑑みると、政府が政策しても 実現しません。経済成長は、民間の活力を期待するしかないです。

景気の後退を防ぐのではなく、 景気の後退があっても、雇用が守られる政策をするべきです。

が、雇用調整助成金のようなゾンビな産業分野を延命するような 施策は間違っています。

ゾンビな産業分野を財政で守っても、恣意的に財政が使われるだけで 本来の経済成長につながりません。つまり、ゾンビな産業分野から、成長分野に労働者が移動できるように、支援するべきです。

つまり、労働者のモビリティを高め、労働者が次のジョブに移っていけるように、財政政策をうつべきです。

政策担当ではないので、方法は精査できていないですが

MMTでは、ジョブ保証(Job Guarantee)が提案されています。

政府が、失業者に一定の賃金で、無制限でジョブを供給する・・という政策です。民間の方が良い賃金であれば、労働者はそちらを選べばいいので、失業者が、政府のジョブ保証のままになることはないと判断されます。(最低賃金で、政府が必ず、失業者を雇い、失業者は、良い働き先が見つかるまでは、そのジョブに従事するという感じ)

最近、Basic Incomeが議論に上りましたが、失業者に関しては、Job Guaranteeの方がいいかなと感じます。

で、完全雇用を実現するために、赤字国債を発行するのは問題ありません。

が、景気を維持とか、経済を成長させるために、赤字国債を発行しても、恣意的に使われるだけで、うまくいきません。

ゾンビな企業が経済の生産性を落としていますので、ゾンビな企業が退場できて、労働者が、成長分野に移動すれば、経済は成長します。